通話機能の故障?マイクが壊れてしまう理由
カメラを始め様々な機能が搭載されているiPhone。
ゲームや動画視聴なども出来るため、昔ほど主張されませんが本来の用途は携帯”電話”です。
今回は通話機能が使えなくなってしまったiPhoneについてお話ししようと思います。
通話ができない?
今回のご依頼はiPhoneで通話ができないという相談でした。
具体的な症状としては「相手の声は聞こえているけど自分の声は届かない」というもの。
相手からすれば無言電話を受けたと思って心配になってしまいますし、こちらの声が届かないという状況は非常に困りますよね。
ご依頼主いわく、きっかけとして覚えがあるとすれば「水に濡らしてしまった」可能性があるとのこと。
恐らくマイクが水によって故障してしまったために通話ができないのではないかと思います。
マイクは「ドックコネクタ」というアセンブリの一部として配置されています。
原因はやはり水分
さっそく中身を見させていただくと、やはり中には液体が侵入した跡が…
ちょっと分かりにくいですが、ドックコネクタ右下が汚れてしまっています。
さらに、バイブレータやスピーカーなどのパーツをどかしてみます。
全体的に水が入ったあとのような汚れかたをしています。
ドッグコネクタのに水没によるマイク故障
iPhoneのマイクはドックコネクタというパーツに搭載されています。
ドックコネクタは充電するときにケーブルを挿す充電口のことです。
今回はこのパーツに水分が付着してしまい故障に繋がってしまったのだと思います。
このパーツが壊れてしまうと今回の様に通話や充電が出来なくなってしまうという事態になってしまうのです。
ドックコネクタのお直しで無事修理完了
今回の修理は少し大掛かりなものでお時間を頂戴してしまいましたが、無事お直しすることができました。
幸い基板へのダメージが少なかった為、ドックコネクタを交換することで無事通話機能を使用できるようになりました。
少し前のiPhoneでもまだまだ現役ですので、直して使えるのなら個人的にはそれがベストだと思います。
まとめ
いまやiPhoneは日頃多くの場面で活躍するだけにふとした拍子に使えなくなってしまうととても困りますよね。
故障を機に買い替えるのも良いと思いますが、どうしても高い買い物になってしまいます…
バックアップが無いとデータもなくなってしまうし、端末そのものに思い入れもあるかもしれません。
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